お得な台紙の作り方

ピアスやアクセサリーなどの作品をより輝かせるために欠かせないアクセサリー台紙。
フダでは数多くのご依頼をいただく中で「コストの削減はできますか?」といったご質問をいただくことがあります。
そういったご質問にお応えすべく、ここではお得な台紙の作り方をご紹介します。
劇的なコスト削減はなかなか難しい箔押し台紙なのですが、再注文や版の工夫によってはコスト削減につながるかと思いますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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箔押し印刷・版について
お得な台紙作りにあたり、まず知っておいていただきたいのが「箔押し印刷」と「版」についてです。
箔押し印刷とは、金属の版を使い、熱と圧力で金箔や銀箔などの箔を紙に転写する特殊印刷のこと。

フダでは、デザインを綺麗に再現するため、一枚ずつ職人が手押しで加工を行っています。
この箔押し印刷に欠かせないのが「版」です。
初めてのご注文、あるいは新しいデザインをご注文される際に作成していただいている「版」は、

デザインをもとに作成された金属板です。画像を見てわかるように「版=デザイン」ということになります。

価格がグッと安くなる再注文

まずコスト削減につながるのが、再注文です。その理由は、ずばり!版代金(4,000円)が割引になるから。前回の版を使用するため版代金が不要になります。そのため価格がグッとお安くなり、コストを抑えた台紙作りにつながります。
再注文の場合、基本的に前回と同じ形・サイズ・デザインである必要はありますが、紙の種類や色、箔色を変えることができるのは魅力です。
同じデザインでも、紙や箔の色が変わるだけで台紙の雰囲気もグッと一変。アクセサリーに合わせて白い紙からグレーにしたり、金箔からメタリック黒箔に変更したり、十分台紙作りが楽しめます。

シンプルまたはコンパクトなデザインが便利!

先にご説明したように、再注文は基本的に、前回またはこれまでに作成した台紙と同じ形・サイズを選ぶことが原則ですが、デザイン(=版)を工夫することで、版代金なしで、前回と異なる形やサイズの紙に箔押しできることがあります。
それはシンプルまたはコンパクトなデザインにすることです。

<シンプルなデザイン>
作家名のみ、完全データ入稿のお客様に多いロゴデザインのみといったものです。

<コンパクトなデザイン>
作家名やURL、Instagramなどの文字やロゴ、絵柄などをひとまとめに配列したものです。

サイズ違いの長方形・正方形に変更可能!

できること
箔押し加工の現場では、まず版を機械にセットし、紙とデザインの位置がピッタリ合うように指定の形の紙を置いて箔押しします。デザインに枠や絵柄があると、紙のサイズにぴったり合う版を作る必要があります。
しかし、コンパクトな版なら、ある程度加工の位置を調整して作ることが可能となります。
そのため、同じサイズの紙でもデザインの上下左右への配置変更が可能に。例えば、前回長方形タテ型91×55㎜の中央にデザインを配置している場合、次の注文時には、下の位置や左下にと配置換えができます。

同じサイズのデザインの配置換えだけではありません。デザインが収まるなら、異なるサイズの長方形・正方形、つまり正方形⇔長方形、長方形タテ型91×55mmから長方形60×50mmなどへの変更も可能となります。
大きさやタイプの違うアクセサリーに合わせた様々なサイズの台紙作りをはじめ、ショップカードなど様々なアイテム作りにぜひおすすめです。

できないこと
便利でお得なコンパクトな版ですが、使い回しができるのは長方形・正方形のみとなります。

まる・楕円型、六角形やくも形などの変形型は、箔押し加工とは別に、型抜き作業が加わるため、

再注文時のデザイン位置の変更や形・サイズ変更は不可となっています。

 

箱の再注文

箱の再注文も台紙の場合と同じです。ただし、箱の場合、箔押しする面積が他の形の箱と大差がないため、「余白が気になる」といった場合やはみ出たデザインでなければ、デザイン入りの版でも他の形の箱への変更は可能に。コンパクトなデザインにこだわる必要はないかと思います。
ただし、同じ版を台紙⇔箱で使用する場合は、やはりシンプル・コンパクトな版がおすすめです。

最後に

今回は再注文、版の工夫によるお得な台紙の作り方をご紹介させていただきました。
シンプルな版は活用しやすい、ということがお伝えできていれば幸いです。
これからも皆様のお役に立つ情報を提供していきたいと思います。

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